家電の運搬時に注意すべきなのが、横積みや横倒しするといった運び方です。
代表的なもので言えば、冷蔵庫と洗濯機が挙げられます。
冷蔵庫の横倒しは、元々あるべき場所のオイルが配管を伝わり逆流します。
運搬時に移動してしまったオイルが無い中で冷蔵庫を稼働させてしまうと、コンプレッサーを痛めてしまいます。
コンプレッサーが故障すると、当然、庫内が冷えなくなるといった症状に陥ります。
どうしても、運搬時には傾けなければいけない場所も出てきますね。
その時の対処法は、設置後に時間をおき、(半日から1日程度、傾けていた時間にもよる)電源を入れるようにしましょう。
もし、家電量販店で注文し、自宅まで運搬してもらう場合も、スタッフの方は寝かせて運んだりはしません。
様々な情報が錯そうしていますが、慌てずに設置後、電源を入れずにしばらく時間を置いて下さい。
トラックに積む場合も、もちろん立てて運搬する事が必要です。
洗濯機の場合も同様に、横積み、横倒しは厳禁です。
洗濯機の内部にある軸が、微妙な調整で出来ているため、倒して運ぶとその軸がずれてしまい、故障の原因になります。
古いタイプの二層式であれば、ここまで厳密にこだわる必要はありませんが、新型のドラムや全自動であれば、細心の注意を払って下さい。
より詳しい原因は洗濯機横にして運ぶを参考にして下さい。
(洗濯機の引っ越しの専門サイトなので横向き禁止の理由から格安業者の選び方、掃除方法などなどが記載)
また、どちらの家電も前日までに水抜きを行っておかないと、業者は運んでくれません。
冷蔵庫の場合は、前日までに中身を処分し、電源を切り、氷や霜を溶かし、完全に水気を取って下さい。
洗濯機の場合も同様に、水は全て排出し、ホースの中の水気も全て拭き取って下さい。
水抜きをしないと、他の荷物を濡らして故障の原因になるので注意が必要です。